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今年の合格発表がありましたね。
合格された方,おめでとうございます。

さて,合格発表を見た感想なのですが・・・だいぶ面接で絞った印象がありますね。
ただ,最終倍率だけを見ると,本当に厳しいのは電気くらいで,
他は,昨年が易しかっただけで,それ以前と比べると,
都庁としてはそんなものか,という倍率だとも言えます。

しかし,2年前までと異なるのは,1次試験の倍率が低いということです。
つまり面接重視になったということですね。
といっても,実際に配点を変えたわけではないでしょうから,
正確には,「2次で挽回のチャンスをもらえた人が増えた」ということでしょうか。

まだ2次受験者数が出ていませんが,
今年の1次通過を見ると,2次面接の「実質倍率」を2倍にしようとしたのではないか
と思えます。
正直,2次試験の2.0倍は最もやめてもらいたい倍率です。
面接試験は,同じ問いに同じ答えでも,(本当に上位と下位を除けば)評価が分かれる
可能性があり,
細かな,かつ,客観的な採点が極めて難しいからです。
他にも,面接指導などをしていると多々思うことはあるのですが,
それはまた別の機会に。

東京都の場合,1次リセットではありませんので,
1次の結果が2次に反映されます。
もし,面接の採点結果はある程度おおざっぱに段階化される
(1点スケールなんて,都庁のおおざっぱで,人によって大きく変わる
面接ではとても無理ですよね)なら,
結局,合否ラインでは1次や論文の点数がきいてくることになります。
その意味で,1次試験にもしっかり対策は必要かと思います。

でも,まあ,正直,3.6倍にしたいなら,
1次2.0倍,2次1.8倍(実質倍率1.5倍)の方が
まだましだと思いますけどね。
今年は極端すぎる。

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Comment:2 | TrackBack:0 | at 09:22
毎年秋か冬かに地方上級の結果をまとめているのですが,
1次試験の結果が大体出てきましたので,
中間的に土木職のみ簡単にですが,まとめてみます。

集計:68自治体中50自治体
受験者数:2695人
1次合格者数:2093人
1次倍率:1.29倍

これで,1次試験の倍率は一昨年から
1.7倍→1.4倍→1.3倍
とどんどん易しくなってきたことになります。
もちろんこれはここ20年で最も易しい年ということでしょう。

なお,集計に東京都が含まれていません(受験者数不明)が,
今年も低倍率であることは容易に想像できますので,
最終的にはもうちょっと下がるのではないかと思っています。

それにしても,ここまで1次倍率が下がる理由は,
もちろん,採用数が増加したこと,一方で,民間が好調で受験者数が減っていることが
あるでしょう。
長期的には少子化で受験者数は減少していくことになります。

これに加え,

◎2次重視の傾向が強まっていること

も関係するかもしれません。
近年は極端すぎて,あまり賛成できないのですが,
そういう流れもあります。
また,一部自治体を見ると,

◎ここ2年間,平均点が高いこと

も関係しているかもしれません。
足切りの人数が減ったことになりますからね。

この状況どこまで続くのでしょうか?
(現在筆記倍率2倍以上は3自治体のみです)
Comment:4 | TrackBack:0 | at 09:14
昨年は記事にしていなかったかもしれませんが,
地方上級の公開されている平均点をまとめてみました。

なお,昨年,一昨年は次の通り。
H.27 17.0点(169人)
H.28 20.8点(316人)

H.27以前についても,H.25以降から調べているのですが,
大体16-18点です(すぐ出てこなかったので省略しますが)。
その辺りが標準的な地方上級の難易度なのでしょう。

では,現時点で公表している自治体は多くはないのですが,
まとめると次のようになりました。

H.29 平均点:22.2点(145人)


って,ちょっとまって。
明らかに易しかった昨年よりも,ずっと高いじゃないですか!
どういうことでしょう。

内訳を見てみます。
平均点の低い方から。

山口県:20.3点
長崎県:21.0点
愛知県:22.5点
岡山県:25.2点

現時点では,人数の半分が愛知県です。
愛知県は理由は分かりませんが,毎年平均点が格段に高いため,
他の自治体が出始めると,平均点が下がっていく感じでした。
今年も,問題の難易度に比べて,愛知県は平均点がかなり高いと言えますが,
これでも昨年よりは下がっているので,まあ,問題の難易度通りかもしれません。

が!,岡山県!
平均点6割超え,ってどういうことですか!
今年は特に高くなっています。
まあ,理由がなんとなく分からなくもないですが・・・。

ただね,残念なのは,岡山県は,1次試験でほとんど不合格者を出さず,
かつ,1次試験の点数は2次試験以降でリセットされるのですよね・・・。
正直もったいないと思いますよ。
というのも,1次試験とはいえ,専門で4割の人と,7割の人は明らかに実力が違うからです。
おそらく土木的な素養だけではなく,まじめさとか,(例外はいるにしても)明らかに違うと思います。
だからこれだけの差が付くのです。
せめて,低くてもよいので,専門試験,これだけできる人が集まっているのですから,
少々反映させても,って思いますけれどね
(もっとも,面接においても,結構わかる差がついている場合が多いと思いますが)

ちなみに,一番低いと書いた山口県でさえ,問題を考えると
少し高いように思われるのですが・・・。


さて,今年の地方上級ですが,前にも書いたとおり,
難易度的には,H.27と28の間に来るのではないかと思います。
工学の基礎の難易度がそこですし,
構造力学はH.27以前並ですが,一方で,水理,土質の大体の問題は
H.28並でしたので。

平均点以外に参考になることとして,長野県が大体毎年,専門で4割(超え)を
合格最低点にしているのですが,
今年の倍率が,昨年よりは高く,一昨年以前よりは低いことからも
そのことが伺われます(教養試験は,ここのところ平均点が高いので,
あまり足切りに引っかからないと思われます)。

なお,平均点は今後,長野県,大分県,愛媛県,徳島県,福島県辺りでも
公表されると思います。
他にありましたら,是非連絡をください。
(土木の場合,総合土木職など問題が一部異なる場合があるのですが,
毎年データを取っていますので,難易度の目処程度には
参考になると思います)
Comment:0 | TrackBack:0 | at 09:10
今年,複数大学から,
「工学区分で,院卒は大体通るのですが,学部卒は2次試験が全く通らなくて」
という話を伺いました。

最初は,今年は対策がうまくいかなかったか,と思ったのですが,
いくつかの大学からそういう話が出てきましたので,具体的に調べてみました。

比較対象として,
大卒区分の1次合格最低ラインが,大体教養,専門共に5割ですので,
同じ実力と言うことで,この点数を基準に計算してみます。

大卒区分,
教養20,専門20(共に両方5割)
面接C,論文6(平均近く(やや下))→合格に必要な2次記述:141点

院卒区分
教養15,専門20(共に両方5割)
面接C,討論C→合格に必要な2次記述:117

うーん。やはり全然違いすぎる!
とはいえ,これではわかりにくい。
つまり,教養,専門5割で同じ実力の2人が2次記述で合格するのに必要な水準なのですが,
大卒:上位30%に入る必要があり
院卒:上位52%でよい
(なお,英語の15点加点があれば,上位63.5%,つまり,下位36.5%でも合格します)

上位52%ということは平均以下でよいということです。
同じ問題です。
なお,全体の平均点は公表されていませんが,
過去の経験上,全体の平均を120点,標準偏差は40点として計算しています
(経験上大きな違いはない)。

この差は「不公平」以外のどんな意味があるのでしょうか?
思えば,平成24年の制度改革の当時は,民主党政権でした。
当時,採用抑制もありましたが,
「人事院不要論」が流れ,その中で,制度改革が行われました。
そもそも,何らかの必要あっての制度改革ではないのです。
その点でうまくいったと傍目にも思われる平成13年の改革とは全く異なります。

工学区分にとって,平成24年の制度変更で,
(1)院卒と大卒に分けた
(2)院卒は教養の問題数が減った
(3)教養から選択問題が無くなった
(4)院卒から論文がなくなり,討論が入った
(5)英語試験に加点が入った
となったわけですが,
(1)は,結果,ただただ不公平になっただけですし,
(2)-(4)は意味があるとはとうてい思えません。
(5)は,当初のもくろみと異なり,実質的に骨抜きとなっています(ここは反対しませんが)。

やはり,積極的な目的のない制度変更など,まともな効果が上がらないのです。
さて,これだけ大卒を絞ったわけですから,
大卒での内定者数は更に減っていくでしょう。
実際,本当の最上位層は,黙っていても大学から誘われて院に進学するでしょうしね。
したがって,今後ますます格差が広がることが懸念されます。

しかし,僕は色々な大学に行くようになり,
地方の大学にも,優秀な人材がいることを目の当たりにしています。
この制度変更は,良い人材を採る,という点でマイナスでしかないと思います。
本当にこれは何とかしてもらいたい問題ですね。
Comment:1 | TrackBack:0 | at 17:52
人事院から平均点等が出ていましたので,簡単に計算してみました。

<大卒工学>
素点合計:39-42(教養平均点近辺では素点合計40)

<院卒工学>
素点合計:26-28(教養平均付近は足切りの12でOK)

この2つは酷い格差があるのですが,満点が違いますので,
わかりやすく「教養と専門が同じ点数割合」のときを比べてみましょう。

大卒工学:教養,専門共に5割で合格(ちょうど最低点)
院卒工学:教養,専門共に4割で合格(に専門で1点余裕がある)

正直,4割と5割は大違いですね。
H.23の国家I種時代までなら足切りなのに合格する,ということです。
何度も言うとおり,院卒の方が合格最低点が「やや上」なら理解できるのです。
「同じ」でも許容できます。

もうこの制度はおかしいとしかいいようがありません。
とはいえ,誰かが問題視しない限り,変わらないでしょうけどね。
過去の採用者の比率から決めているのでしょうが,
「院卒」のうち「大卒で合格していて院率時に内定」の人を
ちゃんと「大卒」で区分して,合格者数の比率を決めてもらいたいものです。
現状,総合職に合格する最も簡単な方法は「院に行く」なのです。

他の区分も簡単に。
<大卒化学>
素点合計:45-50(教養平均付近では46-47)

<院卒化学>
素点合計:40-42(教養平均付近では41)

<大卒物理数学>
素点合計:37-40(教養平均付近では39)

<院卒物理数学>
素点合計:37-38

化学はどっちもどっち。物理は院卒の方がレベルが高いですかね。
Comment:9 | TrackBack:0 | at 11:18